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2011 エンジン オブ ザ イヤー発表

英国で最も大きな自動車&航空機関連の専門の技術系メディア「UKIP Media & Events Automotive Magazines」が毎年発表しているエンジンオブザイヤーの2011年版が好評されました。

「BEST NEW ENGINE OF 2011」は以下の通りです。

1位:Fiat 875cc two-cylinder (Fiat 500)

排気量875ccのインタークーラー付ターボ直列2気筒マルチエア8バルブエンジンが栄えある第一位に。FPT(フィアット パワートレイン テクノロジーズ)が開発した「究極のダウンサイジングエンジン」。スペックは85馬力&145Nmと、トルクは1.5リッター車並みを実現している。「マルチエア」とは、BMWの「バルブトロニック」と同様のコンセプトで、スロットルバルブを不要にすることでポンピングロスを削減して燃費向上を果たす機構。

2位:Volkswagen 1.4-litre TSI Twincharger

2年連続でエンジンオブザイヤーを受賞したフォルクスワーゲンの1.4リットル直4・TSIが今年は第2位に。「ガソリン車は環境に悪い」という固定概念を覆した歴史的なユニット。これが無ければフィアットの2気筒マルチエアも誕生しなかったでしょう。排気量を縮小した分、大型のターボチャージャーで最高出力を稼ぎ、更にターボが効き出すまでの低速域のトルクを機械式のスーパーチャージャーで補うという仕組み。

3位:Ferrari 4.5-litre V8 (458 Italia)

審査員曰く「他と間違えようがない独特のもの」と賞賛。ロードカーとしては世界初となる最高回転数9000rpm!を誇り、1リッター当たり127CVという暴力的な出力を誇っている。また、最大トルクは 540 Nm /6,000 rpm ですが、 3,250 rpm ですでに最大トルクの 80 % を発生するF1カー並みのパフォーマンス。環境性能とは無縁かと思いきや、CO2 排出量は 275 g /kmとなり300g以下を達成。エンジンファン、燃料ポンプ、エアコンコンプレッサーなどをオンデマンド制御し、シフトチェンジのパターンも、ドライブスタイルに合わせて最適化してくれます。

4位:BMW 3.0-litre twin turbo (BMW 135i, M Coupe, 335i, 535i, X3 35i, X5 35i, X6 35i, Z4, 740i)

環境性能と走る歓びを両立するBMWの「エフィシエントダイナミクス」思想の申し子的ユニット「N55」。ハイプレシジョンインジェクション(高精度燃料直接噴射)付きツインスクロールターボとバルブトロニックを組み合わせたユニット。N54が最高の評価を得ていただけにBMWにとってN55のシングルターボ化は大冒険だったのでしょう。


5位:Audi 2.5-litre five-cylinder turbo

アウディの5気筒エンジンには輝かしい歴史があります。1980年代にモータースポーツで勝ちまくり「アウディにクアトロあり」と言わしめた伝統のテクノロジー。重さ183kg、長さ49センチという超ウルトラコンパクトなエンジンで、クランクケースには強固で軽量なバーミキュラ黒鉛鋳鉄を採用しています。バーミキュラ黒鉛鋳鉄は、通常ディーゼルエンジンで使われる素材ですが、ガソリンエンジンではアウディが始めて採用。

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