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オールニュー VW Golf 8 オフィシャル情報を公開

過去数十年の欧州車で最も成功したコンパクトクラスのクルマ、フォルクスワーゲン ゴルフが第8世代となります。2019年10月24日、ついにワールドプレミアを果たしました。メカニカルの詳細情報は出ていませんが、デジタル化、コネクテッドなどの分野で大幅進化となっています。

48V電動システムでハイブリッド戦略を加速

先の第7世代では、完全電化のe-Golfがありましたが、第8世代からGolfのEVバージョンはなくすようです。VWとしてはEVについては「ID」ブランドで展開していくのでしょう。第8世代のゴルフでは、実に5つのハイブリッドモデルが展開されていく、とのこと。

最大のトピックは、遂にゴルフにも48V電装システムが搭載される点です。なお、2016年末に謎のプロトタイプが出現しましたが、実際に製品化されることになりました。

スタビライザーやターボを電動化するアイデアは、アウディがSQ7で提唱し実装してますが、実際のところ、48V電装システムをコストをかけて搭載するメリットは何なの?との疑問も筆者も持ちました。ただ、48Vに一本化することにより電流を抑えワイヤーハーネスを削減でき軽量化が可能、そしてモータの小型化も可能となり、そして何より狂信的な重さのリチウムイオンバッテリーを搭載する必要がない、という大きな果実を生み出す、ということを欧州は国家レベルで理解していたのでしょう。欧州自動車メーカー5社が48V共通規格「LV148」を策定し部品メーカーがこの仕様に合わせて部品開発を進めてきた大きな成果です。

筆者の個人的な見解ですが、300kgを超える巨大なリチウムイオンバッテリーに技術イノベーションが起こらない限り(シンガポールのスタートアップが軽量化にトライしているようですが)、48V電装システムに様々なエレキパーツを組み合わせ、小さなリチウムイオンバッテリーを搭載するソリューションが向こう5年の未来のクルマであると思います。ボディエンジニアやシャシーエンジニア、パワートレインエンジニアが1kgの軽量化に邁進する中、悪夢のような300kg超えの大型二次電池によってこれらの努力が全て水の泡となり、またクルマの前後左右バランスも崩れるという悪循環から抜け出す近道でもあります。

48Vのベルトスターター・ジェネレーターにより十分に回生できるため、スタート&ストップ、トルクアシスト、回生ブレーキ、発電といった機能を持つ「マイルドハイブリッド」化が8erGolfの基本構造です。そして組み合わせる内燃機関は、排気マニフォールドをシリンダーヘッドに組み込みシングルスクロールターボを備えた1.0リッター3気筒の1.0 TSIがメインになるはずです。

そして、ゴルフエンスージアズムの象徴「Golf R」ですが、注目は「電動ターボを搭載するのか否か」です。部品代が高いので難しいか。。

排ガスに頼らずに過給できますので、過給レスポンスが極めて優れており、メーカーが苦心するターボラグを一気に解消できる可能性があります。また、排ガス過給する機械式ターボの場合ターボラグが1〜2秒であるのに対し、電動スーパーチャージャーは250ミリ/秒で作動します。

メカニカルな詳細はこれから出てくると思いますので、しっかり詳細を調べてレポートしたいと思います。

オフィシャルフォト

 

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