GreenTech

Euro6フェーズ2に懸念する欧州ディーゼルカー

Euro6フェーズ2は欧州発ディーゼル乗用車を殺すことになるのか。それとも。。

世界のディーゼルエンジン乗用車の技術革新を牽引してきた欧州自動車メーカー。地球温暖化の対策として燃費向上とCO2排出量の削減に主眼を置いた欧州委員会の政策により、アルミに代表されるライトウェイトボディ、トランスミッションの多段化、エンジンでは気筒の削減やダウンサイジング過給、デュアルインジェクション、シリンダーオンデマンド、など様々な技術が実用化され、そして量産市販車に導入されました。その結果、欧州ディーゼルカーは、130g/kmというCO2排出量規制をクリアし、燃費とCO2排出量では世界トップの性能を持つようになりました。

欧州国民の関心事が地球温暖化から大気汚染へシフトか?

しかし、その一方で、2010年代に入ってから、多くの欧州国民がCO2排出量削減の功労者であるディーゼル車の排ガスについて疑問を持つようになりました。Euro5では「NOx」という排ガスの上限値が180mg/kmとなっており、日本(80mg/km)や米国よりも規制が緩くなっています。そこで、欧州委員会はEuro6を採択し、2015年9月に新規登録されるクルマからNOxの上限量を日本と同じ80mg/kmにする、と規制しました。

排気ガスの測定の仕方を変更するEuro6フェーズ2

Euro6の排ガス規制において世界基準と同様になりましたが、今問題視されているのは、その測定方法です。「ラボラトリーで測定された数値は果たして正しいのかどうか」という欧州国民の疑問です。ご記憶の方も多いと思いますが、2014年にロンドンとパリの空がスモッグで覆われました。フランス政府は大気汚染警報を発令するなど大きなニュースとなりました。実際は排ガスではなくサハラ砂漠から飛来した粉じんだったようですが。この瞬間から「排ガスの元凶はディーゼル車」となりました。
欧州委員会はすぐさま行動に移します。Euro6フェーズ2を規定し、2017年9月から、実走行での排出量を規制する「Real Driving Emissions(RDE)規制」の導入を行います。季節、道路環境など、好条件から悪条件まで全ての走行条件で排ガスの上限値を満たす必要があります。このRDE規制条件の内容が今年6月か7月に公表される予定です。

日本の部品メーカーにとって大きなビジネスチャンス

環境先進国を自負するEUですので、Euro6フェーズ2での規制の厳格化は避けられません。NOxやPMといった排気物質を浄化する後処理技術のさらなる高度化が必須となります。そこで欧州自動車メーカーが熱い視線を向けるのが高度な技術を持つ日本の自動車部品メーカーです。ボッシュのような欧州のメガTier1サプライヤー単独での技術開発には限界があります。欧州の大手部品メーカーは、トランスミッションの多段化、過給機、高圧インジェクター、自動運転などの電装化などにおいては自社技術でカバーできるはずですが、排気物質の浄化技術では上述の排ガスの緩い規制のためか、技術イノベーションが無いイメージを持ちます。
日本の自動車部品メーカーは、今こそ欧州のサプライチェーンに積極的に参入する時が来たといえるのではないでしょうか。

欧州ディーゼル車の未来は、日本の自動車部品メーカーの技術にかかっています。

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