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2014 Jaguar Fタイプ クーペ オフィシャル

帰って来たブリティッシュスポーツ。エンジニアリングは世界最高レベル

1975年に販売を終了した「Eタイプ」以来、長らくジャガーのラインアップに空席となっていた2シーターオープンカー。長い沈黙を破り2012年に新たに「Fタイプ」として登場しました。そのクーペバージョンがJaguar Fタイプ クーペとなります。この車の明確な仮想敵はポルシェ911となります。

スポーツカーの教科書のようなパッケージング

外形寸法ですが、全長は4470mm、全幅1925mm、全高1310mm、ホイールベースは2620mmとなります。ポルシェ911と比較すると全長は3mm小さく、全高は5mm高く、ホイールベースは170mm長く、全幅は115mmもワイドです。後述するフロントサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用した点が全幅を大きくした要因です。ホイールベースの長さの違いは、ポルシェ911と比べコンロトール性能に明らかに差が出るはずです。
エンジンは縦置きで、エンジンの重心がフロントアクスルより後方になるフロントミッドシップレイアウトを採用しています。フロントミッドシップの恩恵で、前後重量配分は理想型の50:50を実現しています。ウィンドウウォッシャータンクをトランクに移してまで前後重量配分50:50に拘ったのでしょう。座席はかなり中央に寄せられており、少々タイトに感じるかもしれません。

ジャガーのお家芸、先進のオールアルミボディ

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ジャガーは2003年発売の3代目XJ以降、オールアルミボディに取り組んできました。様々な問題に直面し改善を重ねていき、そして今回のFタイプで「第4世代」と呼ばれるオールアルミボディを作り上げました。アルミの利点は、軽量化以外にも成形性の高さがあります。鋳造すれば複雑な形状の部品が一体で作る事ができ、板金よりも部品点数を減らせ、さらに接合部分がないため、強度や剛性も合理的に確保が可能です。鉄の場合、精密な形状の追従や薄肉化もしにくく、どうしても重くなってしまいます。
Fタイプ クーペのボディ剛性は並外れの33,000Nm/度。まるでF1マシン並みの堅さの車を量産する、というから凄まじい。生産はジャガーのキャッスル・プロムウィッチ工場です。アルミボディ成形、塗装、最終組み立てのノウハウを持つジャガーの基幹ファクトリーです。

リアルスポーツに相応しい足回り

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サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーンを採用しています。ジャガーFタイプクーペの前後重量配分は50:50です。ポルシェ911のようにフロントが軽くないためフロントのグリップ対策が必要です。そこでジャガーは贅沢にもフロントにダブルウィッシュボーンを採用しました。ロール時に前輪に対地キャンパーをしっかり立て、フロントのグリップ確保に余念がありません。コーナリングに安定感があることは容易に想像出来ます。アーム類やナックルもアルミ鋳造製です。そしてフロントのサブフレームもアルミ合金製とし、フロントの軽量化に貢献しています。スチール製のサブフレームと比べ5kg軽くできるそうです。
そして、「Adaptive Dynamics Damping」と呼ばれる電子制御式ダンパーシステムにも注目です。中身はビルシュタインのダンプトロニックです。サスペンションの減衰力を選択できるモード設定が行える電子制御式のショックアブソーバーです。AstonMartinのレーシングカーにも採用されている技術です。

動力性能

エンジンは最高出力380PS/6500rpm、最大トルク460Nm/3500rpmの3.0リッターV型6気筒と、Rモデルに搭載される最高出力550PS/6500rpm、最大トルク680Nm/2500rpmを発生する5.0リッターV型8気筒エンジンの2種類があり、いずれも定評あるイートン製のターボチャージャーで過給されます。燃料噴射は直噴式でマネージメントシステムはボッシュ製です。これらのエンジンにZF製の8速トランスミッションが組み合わされます。

2014 Jaguar Fタイプ クーペ オフィシャル オフィシャルフォト

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