C-Class / GLCGreenTech

2015オールニューMercedes-Benz Cクラスのボディ技術

全面刷新となったメルセデスベンツの新型Cクラス。最大の特徴は、ボディ技術にあります。Sクラスにも通じるハードウェア構成です。

2015年モデルの新型Cクラスは、Sクラスと同様に高張力鋼板とアルミニウムの混成ボディを採用しています。Sクラスのアルミ仕様比率が50%であるのに対し、Cクラスは24%となります。先代は4%であったことから大幅増となります。

オールアルミボディにしなかった理由の一つは「振動」にあると思います。「騒音・振動・衝撃」を如何に消すか、が高級車には要求されます。アルミボディは「ボディの軽量化」という利点をもたらしますが、一方で「騒音・振動・衝撃」には弱いとされています。アルミは金属としての特性からか、乗員にショックが細かく鋭く伝わると形容されます。ボディのアルミ化は、まさに諸刃の剣です。
メルセデスでは、クルマの中心から遠い部分に重点的にアルミを使用することで、この振動問題を解決しようとしていると思われます。
また、ロール軸から遠いところを軽量化することにより、重心を下げることができ、良好なハンドリングとじわりと沈み込むようなロールの獲得も目的にしていると思われます。
モノコック・ボディの基本であるフロア、ピラー、センター&サイドシェルにはスチールを使用。ルーフやサスペンションアッパーマウントなどにアルミを使用しています。なお、サスペンションアッパーマウントは大きなアルミダイキャスト製です。これはSクラスと同じパーツとなります。

ボディのどこを軽くすれば最適な重量配分、つまり良好なボディバランスを持てるのか。他の自動車メーカーには、そういう視点はないのかもしれません。
「シャーシはエンジンより速く」というアティテュードを持つメルセデスベンツならではの視点ではないでしょうか。アルミ使用の目的は「軽量化」「高剛性」の2つだけではない、という事を思い知らされました。

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